
当社はこれまでAI(人工知能)の技術を使って日本の産業競争力を上げていくとか、産業界の課題を解決するということに取り組んできました。われわれはAIや半導体は今後、社会のインフラになると考えていまして、そうしたインフラを提供できるような会社を目指していく。そういう活動を通じて、日本の産業力向上に貢献したいと強く思っているところです。
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わたしの人生のターニングポイントは、大学1年生の時に共同創業者の西川(徹・会長)と出会ったことです。わたしは地元の福島から出てきたばかりで、コンピューターに詳しいつもりだったのですが、大学では自分以上にとんでもなく詳しい人間がいた。すごく驚いていたのですが、後々分かったのは、皆がすごいのではなく、西川がすごいということでした(笑)。
一つの大きな転機になったのは、経済産業省の「未踏ソフトウェア創造事業」です。学生などに対して、研究テーマを提出させ、そこで採択されたらお金をいただいて活動できるというプロジェクトなのですが、そこにわたしが採択されました。その後、そのプロジェクトに西川も入ってきて、逆に西川が採択された時にはわたしが入るという形で、一緒にプロジェクトを進めるようになったのです。
その後、4年生になると未踏事業の同期で起業する人が出始めまして、西川は西川でプログラミングコンテストの日本代表になりました。そこで西川が京都大学のチームと意気投合しまして、そこで知り合った6人で会社をつくろうと考えたのが当社の前身となるPreferred Infrastructureです。
西川は大学時代からスーパーコンピューター(スパコン)をつくっていました。ですから、当社が半導体をやっているのは西川の影響が大きく、一方で、わたしはAIの研究をしていました。
そういう補完的な関係があったのと、性格的にも、西川は場面によっては一気に勝負するような思い切ったところがあるタイプで、わたしの方はどちらかというとバランス型。ですから、お互いにチームとしてバランスを取りながら、ここまでやってきたというのが実感です。
わたしは今、社長としてAIや半導体など、各事業の責任者と共に各チームがうまくいくように実務を進めていくことがメインになっていて、西川は会長としてどちらかと言うと、中長期的に会社がどういう方向でやっていけばいいのかを考えています。
今後も西川をはじめとし、グループ全体で約500人の社員と共に会社を成長させていきたいと考えています。
共同創業者・西川徹会長(左)と共に
