【 新社長直撃 】サイバーエージェント社長・山内隆裕の「『自由と自己責任』というカルチャーを大事にし、自分たちらしく挑戦し続ける」

これまでの路線を引き継ぎ、まずは着実な成長を! 

 ─ 山内さんが社長に就任して半年が経ちました。まだ42歳の非常に若いトップが誕生したわけですが、改めて、社長就任の抱負から聞かせてもらえますか。 

 山内 まずは藤田(晋・会長)が培ってきた経営基盤やサイバーエージェントが大事にしてきたことを、しっかり引き継いでいきたいと思っています。 

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 特に足元の業績も好調ですので、わたしに代わって従来の路線を変更するというよりは、これまで藤田が走ってきた路線を引き継ぎ、着実な成長を図っていきたいと。 

 年齢に関しては、普通の会社であれば、藤田も創業社長として若い年齢だと思います。わたし自身も、若さを活かしつつも、会社の規模も大きくなっているので、上の世代からの教えも取り入れ、しっかりとした経営者だと思っていただけるよう、バランスのいい成長を遂げたいと思っています。 

 ─ 藤田さんから社長に指名された時はどんな気持ちでしたか。 

 山内 実は言われたのが直前ではなく、1年半くらい前だったんですね。そんなに早く言われるとも思っていませんでした。 

 しかも、藤田から言われたのも、オンラインミーティングの後なんですよ。1対1で経営方針について話していて、終わった時に、藤田から「そういえば、今、時間ある?」と言われて「山内を社長にしようと思うんだけど」という感じで(笑)。 

 だから当然、ビックリしましたし、それまでの研修で社長業というのはすごく大変だというのは理解していたので、嬉しいというよりは、プレッシャーの方が大きかったですね。 

 ─ 創業者からのバトンタッチですから、当然、プレッシャーもあるでしょうね。 

 山内 ええ。当初はわたしも会長、社長の役割分担があるだろうと思っていたんです。ところが藤田から、まずは役割分担せずに、伴走しながら、ゼロから社長業の引継ぎをしていくと言われました。サイバーエージェントは自由と自己責任を大事にしているので、一つひとつの経営判断もルール化できるものではなく、市場や取引先、社員などに対する洞察力をもって判断しなければなりません。 

 藤田は志がものすごく高く、高い視点から物事を見ているので、やることがブレず、全てに一貫性がある。それといろいろなリスクをコントロールする能力が非常に高いので、その辺は徐々に藤田から教わっていこうと思います。 

 今は、創業者色の濃い会社だと思いますが、今後2年から4年ぐらいかけて徐々に変えていければと思っています。グラデーションのように、藤田色の濃い会社から徐々に自分なりの社長色が出せればいいなと思っています。

 

 ─ では具体的に、サイバーエージェントをどのような会社にしていきますか。 

 山内 当社は『21世紀を代表する会社を創る』というビジョンと『新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する』というパーパス(存在意義)があり、『自由と自己責任』というカルチャーがあるんですね。自分で決めるから仕事は面白いという文化を大事にしていまして、それは維持しながら、今後も自分たちらしく挑戦し続けていきたいと考えています。 

 具体的な話で言いますと……

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