Neowinは、「How to quickly launch multiple apps with a single action in Windows 11 - Neowin」において、Windowsで複数アプリを一度に起動する方法を紹介した。
会社に出社し、PCの電源を入れ、OutlookやChromeを起動する。これは多くのユーザーが毎日のように繰り返すワークフローの一例だが、数百回と繰り返すうちに煩わしく感じることがある。
今回はこのような悩みを解決する方法として、バッチファイルを使用した複数アプリの起動方法を紹介する。
バッチファイルで複数アプリをまとめて起動する
WindowsのバッチファイルはMS-DOS時代から受け継がれてきた歴史のあるスクリプトファイルだ。コマンドをテキストで記述し、ファイルをダブルクリックするだけで実行できる。
Neowinは今回、一度の操作で複数アプリを起動するシンプルなバッチファイルの作り方を解説。具体的な手順は次のとおり。
- 起動したいアプリの絶対パスを確認する
- メモ帳を起動する
- 次のサンプルを参考にコマンドを記述する
- ファイルを任意の場所(デスクトップなど)に保存する。このとき拡張子を「.bat」に変更する
具体的には、バッチファイルにはstartコマンドを1行ずつ記述し、Outlook、Chrome、Excelなど起動したいアプリを列挙する。詳細な構文はMicrosoft Learnのstartコマンドのドキュメントで確認できる。
コードの例
@echo off start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" start "" explorer.exe "%USERPROFILE%\Downloads"
バッチファイルの書き方
バッチファイルの内容について簡単に解説する。まず、先頭の「@echo off」はコマンド表示を抑制する命令で、省略しても動作に支障はない。デバッグ目的でコマンドを表示する場合は、「@echo on」に変更するかまたはこの行を削除する。
次に「start」から始まる行だが、これが起動コマンド本体となる。startコマンドの構文は「start | Microsoft Learn」から確認できる。
startコマンドでは、タイトル、オプション、実行するコマンドなどを指定できる。通常はタイトルに空文字列を指定し、その後に実行するアプリやフォルダーを指定するだけで利用できる。
前述の例で説明すると、タイトルは空文字列、オプションは省略し、コマンドとコマンドパラメータを指定している。WindowsはURIスキームによるアプリの起動もサポートしており、startコマンドや「ファイル名を指定して実行」ダイアログから起動できる(参考:「既定のWindowsアプリをURIで起動する - Windows apps | Microsoft Learn」)。
各URIスキームは、設定アプリの「アプリ」→「既定のアプリ」→「関連設定」セクションの「リンクの種類で既定値を選択する」をクリックで確認できる。この一覧は末尾の「:」を省略し、大文字で表示されるが、アプリの起動時に大文字小文字の区別はない。
タスクスケジューラで自動起動も可能
作成したバッチファイルはタスクスケジューラに登録することができる。タスクの実行タイミングは任意に設定できるため、「ログオン時」に1度だけ実行することも可能だ。
なお、管理者権限を必要とするアプリの起動はエラーになる可能性がある。この場合はバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」をクリックすることでエラーを回避できる。ただし、高度なアクセス権をバッチファイルに与えることになるため、取り扱いには注意したい。
