COBOL PARKは5月11日、メインフレーム領域におけるアプリケーション保守開発サービスの知見を生かし、2026年4月1日付でAI活用に特化した新組織「AI推進室」を新設したことを発表した。

属人化や人材不足といった課題に対応しながら、顧客の基幹システムの安定運用と段階的なモダナイゼーションを支援する。

新組織設立の背景

メインフレームは現在でも多くの企業の基幹業務を支える重要なシステム基盤として利用されているが、業界全体では、メインフレーム技術者の高齢化・人材不足、属人化した業務知識の継承難といった課題が顕在化している。

その結果、品質維持および保証や安定的な運用維持が困難になるだけでなく、業務継続リスクの増加や将来的なモダナイゼーション、クラウド移行ができなくなるリスクも高まっている。

こうした課題に対し、AIを活用し、従来の人的リソースに依存したアプローチだけでは対応が難しかった、過去の情報の解析や作業効率化と品質の平準化を同時に図るため、業務プロセスの最適化や知識活用、品質向上を担う専門組織として、AI活用に特化した新組織「AI推進室」を設立した。

新組織「AI推進室」の位置づけと目的

「AI推進室」は基幹システムが稼働するメインフレーム環境を対象に、AIを活用したマイグレーションやアプリケーション保守・開発の高度化などに取り組み、顧客に多様な付加価値を提供する専門組織。

マイグレーションにおける現行資産の解析や影響調査、設計・テストといった複雑で属人化しやすい工程に対し、AIを適用して作業の効率化と品質向上を実現し、メインフレーム環境を安定性と確実性を担保しながら、迅速にクラウドやオープン環境へ移行する。

COBOL PARKは今後、出資企業との連携を軸に、AIの専門性を有する技術パートナーとも順次協業を進め、メインフレームの保守・開発・モダナイゼーションの各工程においてAIを実装したサービスを段階的に提供する。

これにより、業界全体が直面する人材不足や属人化の課題解決に資するAI活用の社会実装を加速するとのことだ。