Neowinは4月15日(現地時間)、「One of Microsoft's biggest rivals has been struggling to make a bug-free Windows 11/10 app」において、AnthropicがWindows向けアプリ開発で不具合の多さに直面している状況を伝えた。
Neowinは、ユーザーから寄せられた具体的な問題を複数列挙し、インストール不具合やクラッシュ、機能制限など、複数の利用環境で問題が発生している実態を消化している。
ClaudeのWindowsアプリで何が起きている?インストール失敗やクラッシュの実態
ClaudeのWindowsアプリでは、インストールできない、起動しない、クラッシュするといった不具合が複数の環境で報告されており、現時点では安定性に課題がある。
Anthropicの「Claude」は、OpenAIのChatGPTやGoogleのGemini、MicrosoftのCopilotと並んで、生成AIの進化をけん引するサービスである。同社はmacOSおよびWindows向けにClaudeを利用するためのデスクトップアプリを提供しているが、そのうちClaude Windows 版は、安定性の面で大きな課題を抱えており、バグの発生頻度が問題視されている。
Neowinでは、これまでに報告された問題を複数取り上げている。例えばあるユーザーは、Windowsでアプリをインストールできず、Microsoft Storeにリダイレクトされたという。Microsoft StoreにはWindows用のClaude Desktopアプリが登録されていないにもかかわらずだ。認証処理に関する問題としてOAuth関連の不具合も報告されている。
機能面では、「Cowork」機能がWindows 11 Home環境で利用できない点が問題となっている。この機能は特定の仮想化機能に依存しているため、Hyper-VをサポートしないHomeエディションでは使用できない。そのほかにも、起動の失敗やクラッシュの多発を経験しているユーザーは少なくないようだ。
なぜ批判が起きた?「not planned」とされた問題と高負荷バグの中身
一部の重大な不具合が「not planned(対応予定なし)」とされたことに加え、CPU・メモリの異常な高負荷やフリーズといった実用上の問題が解消されていないことが、ユーザーの強い反発を招いている。
Anthropicは継続的にこれらの問題の解決に取り組んでいるが、いくつかの重大な問題の解消を「not planned(計画外)」としたことが判明し、ユーザーの反発を呼んだ。
特に問題視されているのはClaude CodeのVS Code拡張機能で、CPUとメモリの使用率が極端に高いことに加え、600行を超えるファイル書き込みやコード生成でフリーズしたり、WSLの起動時にPowerShellを38回起動するため30秒の遅延が発生するなど、日常の作業に支障が出るレベルとなっている。
ClaudeのWindows版は実用に耐える?現時点での課題と注意点
ClaudeのWindows版は機能自体は利用可能だが、環境によっては不具合の影響を受けやすく、安定した利用には注意が必要な段階にある。
今回の報道は、急速に進化するAI技術を取り巻く中で、それを利用するためのアプリの完成度が十分とは言えない現状を示すものとなっている。AI分野で存在感を示す同社にとって、幅広い利用環境での安定性確保と基本機能の信頼性向上が求められる状況といえる。
