Thinking Machines Labは3月10日、NVIDIAとの提携を発表した。複数年にわたるパートナーシップで、Thinking MachinesはNVIDIAの最先端チップである「Vera Rubin」などを計1ギガワット分導入し、次世代のフロンティアモデルの学習と運用を加速させる。
研究者向けの学習支援ツールを提供するThinking Machines
Thinking Machinesは、OpenAIの元最高技術責任者(CTO)であるMira Murati氏が2025年に設立したAIスタートアップ。人間と協働するAIシステムの構築を目指しており、研究者向けの学習支援ツール「Tinker」をリリースしている。
この提携における投資額などの詳細は明かされていないが、両社はNVIDIAの技術を用いたAI学習・推論システムの共同設計でも協力するという。
NVIDIA CEOのJensen Huang(ジェンスン・フアン)氏は、Thnking MachineにMurati氏の他、OpenAI共同創業者のJohn Schulman氏ら世界トップクラスの人材が集結している点を高く評価しているという。
現在、同社の従業員数は約120人。Wall Street Journalなどの報道によると、この数は1年間で4倍に急増しており、熾烈な人材獲得競争のなかで存在感を強めているという。
Murati氏はNVIDIAの技術を「業界全体の基盤」と表現しており、今回の提携により、AIベンチャーとしての研究体制と資金基盤をより強固なものにしたとしている。
