デル・テクノロジーズは10月16日、デスクサイドAI開発向けに特化して設計された「Dell Pro Max with GB10」を販売開始すると発表した。同製品は「NVIDIA GTC 2025」において、デル・テクノロジーズとNVIDIAがDell AI Factoryの一環として初めて発表した。

開発者が大規模なAIモデルをローカルでプロトタイプ化、微調整、推論し、データセンターやクラウドにシームレスに展開できるコンパクトなフォームファクターを提供する。

  • Dell Pro Max with GB10

    Dell Pro Max with GB10

「Dell Pro Max with GB10」の主な特長

同製品は開発者が最大2000億パラメータの大規模モデルを実験、微調整、推論できる128GB LPDDR5x統合システムメモリーを搭載する。また、NVIDIA Grace Blackwell Superchipにより、1000 TFLOPSのFP4計算能力を提供可能。

クラウドに依存せずローカルでAIワークロードを実行することで、コスト削減と低遅延を実現するという。NVIDIA DGX OSおよびNVIDIA AIソフトウェア スタックを実行し、デスクトップ環境とDellのデータセンター環境間でモデルを容易に移行可能。

「Dell Pro Max with GB10」から、近日発表予定の「Dell Pro Max with GB300」まで、企業や組織はワークロードをシームレスにスケールでき、開発者やデータサイエンティストのニーズに対応するとしている。

さらに大規模なAIニーズを持つ顧客には、Dellのインフラストラクチャー ポートフォリオを通じた包括的なエンド ツー エンド ソリューションを提供する。