Windows Centralは10月15日(現地時間)、「12 new features for Windows 11 insiders in early October」において、Windows 11のInsider Programで最近利用可能になった12個の新機能を紹介した。
Microsoftは10月の最初の2週間だけで計6個のプレビュービルドを公開しており、ダークモードの改善を含むさまざまな新機能が利用できるようになった。
10月にリリースされたInsider Previewビルド
Microsoftは2025年10月前半に次の6個のInsider Previewビルドをリリースしている。Canary、Dev、Betaチャネルのそれぞれに2個ずつで、このうちDevチャネルとBetaチャネル向けの2個は同一のものになる。
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 27959 (Canary Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 27965 (Canary Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26220.6772 (Dev Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26220.6780 (Dev Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26120.6772 (Beta Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26120.6780 (Beta Channel) | Windows Insider Blog
注目すべき12個の新機能・機能拡張
Windows Centralでは、これらのビルドにおける注目すべきポイントとして、次の12個の新機能・機能拡張を取り上げている。
- 設定アプリのAIエージェントが改善され、「推奨設定」カードに最近変更された設定のAIアクションを表示するようになった。また、検索ボックス内ではクエリーに応じてより多くの結果を表示するようになった。(Dev、Betaチャネル)
- ファイルを画面上部にドラッグしたときに表示される「ドラッグトレイ」で、複数のファイルのドラッグ&ドロップをサポートするようになった。(Dev、Betaチャネル)
- 管理者保護がWindows セキュリティ アプリを通じて再び利用可能になった
- コマンドを実行する「実行」ダイアログボックスがダークモードに対応した。(Dev、Betaチャネル)
- Copilot+ PC向けの「Click to Do」が拡張され、オブジェクトの自動選択やスナップショット内での単位変換などが利用可能になった。(Dev、Betaチャネル)
- Windows HelloのEnhanced Sign-in Security(ESS)機能が外部指紋センサーをサポートするようになった。(Dev、Betaチャネル)
- Out-of-box Experience(OOBE)において、上級ユーザーが初期セットアップ時にユーザー フォルダー名を変更できるようになった。(Dev、Betaチャネル)
- ファイルエクスプローラーがダークモードに対応した。(Dev、Betaチャネル)
- 新しいデザインのスタート メニューが利用可能になった。(Canaryチャネル)
- コマンドライン用テキストエディターの「Edit」が標準で同梱されるようになった。(Canaryチャネル)
- ハードウェアインジケーターの表示位置を設定でカスタマイズできるようになった。(Canaryチャネル)
- Enダッシュ(-)およびEmダッシュ(—)を入力するためのキーボードショートカットが追加された。(Canaryチャネル)
- Windows共有ウィンドウで、「共有方法」セクションにお気に入りのアプリをピン留めできるようになった。(Canaryチャネル)
これらの新機能はまだプレビュー段階であるため、正式リリースまでにはまだ何段階かの仕様変更が行われる可能性がある。また、すべての機能が正式リリースされるという保証もないので注意が必要だ。
Microsoftはこれらのプレビュー機能に対するフィードバックを受け付けているので、気になる機能がある方は、Insider Programに参加して積極的に試してみるといいだろう。Insiderからのフィードバックは、実際にどの機能を正式リリースに残すかという判断に役立てられる。

