小誌でもたびたび伝えているが、Windows 10のサポートが今年10月14日に終了する。
マイクロソフトはWindows 11への移行を促すとともに、Windows 10を継続利用したいユーザーに向けて拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)を提供している(参考:Windows 10を無償で延長する方法 - 拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の登録方法)。
サポートが終了したWindowsはセキュリティ更新プログラムが提供されなくなる。これは、脆弱性が発見されても修正できないことを意味する。したがって、10月15日以降に、ESUに登録せずにWindows 10を使い続けることはセキュリティのリスクが高まることになる。
Windows 11移行が進まない背景
Windows 11の移行が進まない理由の一つに最小システム要件がある。中でも、CPUの要件が厳しいといわれており、古いパソコンは対応していない可能性がある。
CPUの要件が厳しい背景には、マイクロソフトがセキュリティとパフォーマンスの向上を狙っていることがある。Windows 11では、TPM 2.0 (Trusted Platform Module 2.0) が必須となっている。TPMは暗号鍵の生成や管理、データの保護を行うための機能で、TPMを実装したPCはセキュリティを高めることができる。
もっとも古いといっても、Webサイトへのアクセスをメインに利用する程度なら、利用に耐えうるパソコンも多い。古いパソコンでも現状に満足していれば、買い替えに二の足を踏んでもおかしくない。
AI活用など先を見据えたら移行すべきか
ただし、今はAI時代だ。私たちの日常生活にAIがどんどん入り込んできている。AIとチャットする程度なら、スペックが高くないパソコンでも十分だが、AIを本格的に利用しようと思うと、それなりのスペックが求められる。
昨今の状況を見ていると、AIを使うことが当たり前になる時代がそう遠くない気がする。そうなると、どこかのタイミングでAIを使いこなせるパソコンを入手しておいたほうがよさそうだ。
例えば、マウスコンピューターはWindows 11搭載PCの買い替えキャンペーンを行っている。
インテル Core i3-1215U プロセッサー、メモリ8GB、M.2 SSD 128GB (NVMe)を搭載する「MousePro L5-I3U01BK-B」(15.6型)、「MousePro C4-I3U01BK-B」(14型)はいずれも割引価格10万2080円(税別)からとなっている。
「MousePro L5-I3U01BK-B」は、プライバシーシャッターとマイクミュート機能を搭載しており、最大4画面の映像出力に対応している。重量は約1.94kg。
「MousePro C4-I3U01BK-B」もプライバシーシャッターとマイクミュート機能を搭載しているほかWi-Fi 6E(最大2.4Gbps)に対応しており、14.0型のエントリーモバイルノートPCだ。重量は約1.37kg。
また、モニターとキーボード・マウス、接続ケーブルがセットになったデスクトップパソコンも応援モデルとして提供されている。インテル Core i5-12400 プロセッサー、メモリ8GB、256GB (NVMe)を搭載した「MousePro LP-I5U01」は12万780円(税別)からとなっている。
OSの大型バージョンアップはどのメーカーも商機ととらえてセールを行うので、積極的活用するのも手だろう。
