Windows Centralは6月9日(現地時間)、「How to disable AI in Notepad on Windows 11|Windows Central」において、Windows 11のメモ帳(Notepad)をクラシックスタイルに戻す方法を伝えた。

Microsoftはメモ帳にAI機能を搭載し、将来的にはマークダウン形式のサポートも追加する予定だが、これにより失われたシンプルさを取り戻す方法を取り上げている。

  • How to disable AI in Notepad on Windows 11|Windows Central

    How to disable AI in Notepad on Windows 11|Windows Central

設定からAI機能とスペルチェック機能を無効にする

Windows 11に標準搭載されている最新のメモ帳にはAI機能とスペルチェック機能が追加されている。これらは利便性の向上を目的に追加されているが、従来の軽量さを求めるユーザーも多いのではないだろうか。

Microsoftはそのようなユーザーに向けて、機能を無効にするオプションを提供している。

オプションを調整する

メモ帳を起動し、右上の歯車の設定アイコンをクリックする。メモ帳全体が設定画面に切り替わり、下部にスペルチェックとAI機能のオプションが表示される。

スペルチェックの「スペルチェック」と「自動修正」をオフにする。この機能をオフにするとスペルミスの強調表示と、タイプミスの自動修正が無効になる。

次にAI機能の「Copilot」をオフにする。この機能をオフにするとメモ帳に搭載されたすべてのAI機能が無効になる。

  • メモ帳の設定画面

    メモ帳の設定画面

マークダウン形式も無効可能

将来リリースを予定しているマークダウン形式のサポートは、Windows Insiderプログラム向けに試験提供中のメモ帳に搭載されている。試験バージョンがそのままリリースされるかは定かでないが、このバージョンからは機能を無効にするオプションが確認されている。

オプションは前述と同じ設定画面に存在し、「テキストの書式設定」→「書式(Formatting)」をオフにすることで無効にすることができる(参考記事: Windows 11のメモ帳がついにマークダウン形式をサポート | TECH+(テックプラス))。

Microsoftは最近、メモ帳やペイント、Snipping Toolなど、Windows標準のアプリに対してAIを搭載するなど積極的な改善を行っている。これらアプリに従来と同じ軽量さを求めるユーザーからは懸念の声もあるようだ。ユーザーはオプションから機能をオフにするだけで、簡単に従来のエクスペリエンスを復元することができる。