Microsoftは5月9日(米国時間)、「Start, Fresh — Redesigning the Windows Start menu for you - Microsoft Design」において、Windows 11に導入を予定しているスタートメニューの大幅アップデートについて開発経緯と機能の詳細を発表した。

これまでにも「すべてのアプリ」セクションを追加するなど概要を伝えていたが、今回はより詳しい情報を伝えている。

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雑談、フィードバックハブ、リモートインタビューで繰り返された要望を出発点に

Microsoftによると新しいスタートメニューのデザインは、ユーザーから繰り返し伝えられた次のメッセージが影響したという。

「アプリを早く見つけられるようにしてください。スタートメニューを自分の仕事に合わせてカスタマイズできるようにしてください。すばらしい機能はそのままに、心は失わないでください」

Microsoftはこのメッセージからインスピレーションを得て「一目でアプリを把握できること」、「カスタマイズ性の確保」、「作業効率の向上」、「作り直すのではなくアップデートを意識する」、の4点を目標に設定。300人以上のWindows 11ファンの協力を得て、新しいデザインたど辿り着いたとしている。

新しいスタートメニューの機能

以前の記事で伝えたとおり、新しいスタートメニューでは煩わしいページ切替をなくし、スクロール可能な単一ビューに刷新。削除した「すべて」ビューの替わりに「すべてのアプリ」セクションを加え、全アプリのリスト表示、カテゴリー別や名前別のタイル表示を実現している。

  • カテゴリー別のタイル表示の例 - 出典:Microsoft

    カテゴリー別のタイル表示の例 出典:Microsoft

Microsoftはこの他にもスタートメニューに次の新機能を導入することを発表した。

  • ダイナミックレコメンデーション - 定期的に利用するファイルやアプリをその時間帯に優先表示する
  • モバイルコンテンツ - AndroidおよびiPhoneとのスマートフォン連携機能
  • パーソナライゼーションの向上 - よく使うセクションの展開、使わないセクションの非表示に対応。大きな画面では大きく、小さい画面ではコンパクトなスタートメニューを表示する
  • スマートフォン連携に対応 - 出典:Microsoft

    スマートフォン連携に対応 出典:Microsoft

新しいスタートメニューはWindows Insider向けに近日リリースが予定されている。一般公開時期は明らかになっておらず変更の可能性もあるが、近い将来スタートメニューの利便性が向上する見込みだ。