Microsoftは5月9日(米国時間)、「Start, Fresh — Redesigning the Windows Start menu for you - Microsoft Design」において、Windows 11に導入を予定しているスタートメニューの大幅アップデートについて開発経緯と機能の詳細を発表した。
これまでにも「すべてのアプリ」セクションを追加するなど概要を伝えていたが、今回はより詳しい情報を伝えている。
関連記事:
- Windows 11のスタートメニューが大幅リニューアル | TECH+(テックプラス)
- Windows 11とCopilot+ PCに新機能が続々登場、Microsoftが紹介 | TECH+(テックプラス)
- Windows 11、スマホ連携の利便性が大幅向上 - 更新プログラムKB5055627 | TECH+(テックプラス)
雑談、フィードバックハブ、リモートインタビューで繰り返された要望を出発点に
Microsoftによると新しいスタートメニューのデザインは、ユーザーから繰り返し伝えられた次のメッセージが影響したという。
「アプリを早く見つけられるようにしてください。スタートメニューを自分の仕事に合わせてカスタマイズできるようにしてください。すばらしい機能はそのままに、心は失わないでください」
Microsoftはこのメッセージからインスピレーションを得て「一目でアプリを把握できること」、「カスタマイズ性の確保」、「作業効率の向上」、「作り直すのではなくアップデートを意識する」、の4点を目標に設定。300人以上のWindows 11ファンの協力を得て、新しいデザインたど辿り着いたとしている。
新しいスタートメニューの機能
以前の記事で伝えたとおり、新しいスタートメニューでは煩わしいページ切替をなくし、スクロール可能な単一ビューに刷新。削除した「すべて」ビューの替わりに「すべてのアプリ」セクションを加え、全アプリのリスト表示、カテゴリー別や名前別のタイル表示を実現している。
Microsoftはこの他にもスタートメニューに次の新機能を導入することを発表した。
- ダイナミックレコメンデーション - 定期的に利用するファイルやアプリをその時間帯に優先表示する
- モバイルコンテンツ - AndroidおよびiPhoneとのスマートフォン連携機能
- パーソナライゼーションの向上 - よく使うセクションの展開、使わないセクションの非表示に対応。大きな画面では大きく、小さい画面ではコンパクトなスタートメニューを表示する
新しいスタートメニューはWindows Insider向けに近日リリースが予定されている。一般公開時期は明らかになっておらず変更の可能性もあるが、近い将来スタートメニューの利便性が向上する見込みだ。