日本オラクルは2月13日、年次イベント「Oracle CloudWorld Tour Tokyo」を開催した。オープニング基調講演は「AIがもたらすビジネス価値」というタイトルと題して行われた。

米オラクル 最高情報責任者(CIO) エグゼクティブ・バイスプレジデントのジェイ・エバンス氏は、「オラクルはAIを推進する絶好のポジションにいる。なぜなら、オラクルの顧客はAIの活用により測定可能な価値を見出しているから」と話を切り出し、同社のAI戦略について語った。

  • 米オラクル 最高情報責任者(CIO) エグゼクティブ・バイスプレジデントのジェイ・エバンス氏

エバンス氏は、「AIは有意義で測定可能なROI、イノベーションを生み出すことが期待されている。魔法の杖はないが、高度に統合されたプラットフォームにより、コンプライアンスが確保された形でAIを導入できたら実現できる」と述べた。

そして、「われわれはミッションクリティカルなシステムにふさわしい完全なプラットフォームを提供できる。オラクルのAIアプローチはインフラからデータモデル、アプリまですべてにAIを導入していること。複雑なタスクに対応できるAIエージェントをリリースしたが、これにより、複雑なタスクも短時間で処理できる。これが、オラクルが競合に対し大きくみずをあけている点」と、エバンス氏は同社の優位性を強調した。

最後発だから、最先端のテクノロジーで構築できたOCI

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