OpenAIはこのたび、Microsoft StoreにおいてWindows版ChatGPTアプリのプレビュー版の配布を開始した。これによって、Windows 11およびWindows 10のユーザーは、ネイティブアプリとしてChatGPTを利用できるようになる。ただし、Windowsアプリを使用するにはChatGPT Plus、Team、Enterprise、またはEduのいずれかの有料プランに加入している必要がある。

  • Microsoft Storeで公開されたWindows版ChatGPTアプリ

    Microsoft Storeで公開されたWindows版ChatGPTアプリ

キーボードショートカットでAIとの対話が始められる

OpenAIのChatGPTは、人間との会話に近い自然な文章を生成することができる対話型のAIチャットサービスである。当初はWeb上のサービスとしてリリースされ、その後macOS向けには2024年5月にネイティブアプリがリリースされたが、これまでWindows版は提供されていなかった。今回OpenAIはWindows版ChatGPTアプリを「Early Version(早期バージョン)」という位置づけで公開した。

Windows版ChatGPTアプリは、WindowsのMicrosoft Storeアプリか、またはWeb版Microsoft Storeの次のページからインストールできる。

Windows版ChatGPTアプリではChatGPTの基本的な機能を利用することができ、高性能な大規模言語モデル(LLM)であるOpenAI o1-previewもサポートしている。またファイルや写真のアップロードや、複数のドキュメントの要約と分析、DALL-E 3を利用した画像生成などにも対応している。

加えて、アプリ独自の機能として [Alt]+[Space] キーボードショートカットでプロンプトを起動したり、コンパニオン・ウィンドウを使って開いているアプリの隣にChatGPTを配置したりすることなどが可能となっている。

ただし、最近リリースされたばかりの音声コマンドや、OpenAIのGPT Storeとの統合など、一部の機能はまだアプリからは利用できない。

Windows版アプリはChatGPTの有料プランの利用者向けとなっており、ChatGPT Plus、Team、Enterprise、またはEduのいずれかのプランに加入している場合のみ使用できる。OpenAIによると、2024年末までにWindows版ChatGPTアプリのフル機能バージョンは2024年末までにリリースする計画だという。