Microsoftは8月29日(現地時間)、Windows 10向けにプレビューの累積更新プログラム「KB5041582」をリリースした。この更新プログラムでは、システムのフリーズやメモリーリークの原因となる複数の問題への修正が含まれている。詳細は次のリリースノートにまとめられている。

  • 2024 年 8 月 29 日 — KB5041582 (OS ビルド 19045.4842) プレビュー - Microsoft サポート

    2024 年 8 月 29 日 — KB5041582 (OS ビルド 19045.4842) プレビュー - Microsoft サポート

KB5041582における主な変更点

KB5041582はセキュリティ修正を含まない品質改善のための更新プログラムである。主な修正および変更として、以下が挙げられている。

  • 入力フォーカスがあるIMEコンポボックスのウィンドウを閉じた際にメモリリークが発生する問題を修正
  • 特定の携帯電話会社のCOSAプロファイルを最新の状態に更新
  • Bluetoothデバイスのメモリリークによってアプリの応答が停止する問題を修正
  • システムがシンボリック・リンクにアクセスした際に応答が停止する問題を修正
  • Unified Write Filter(UWF)でデッドロックが発生し、UWFを再度有効にするとMicrosoft System Center Configuration Manager(SCCM)タスクが失敗する問題を修正

2件の既知の問題

Microsoftは、KB5041582には次の2件の既知の問題が報告されていることもアナウンスしている。

  • ユーザーアカウントのプロフィール写真を変更できなくなる可能性がある
  • WindowsとLinuxのデュアルブートを有効にした場合に、ブートマネージャーがブロックされてLinuxが起動できなくなる可能性がある

デュアルブートの問題に関しては次の記事でも取り上げている。

KB5041582はWindows Updateによる自動更新の対象ではないため、適用するにはWindows Updateで手動でインストールする必要がある。修正内容は、特に問題が発生しなければ、9月にリリースされる月例更新プログラムに含まれることになる。