朝霞市民まつり実行委員会と東武トップツアーズ、NTT東日本の3者は7月31日、埼玉県朝霞市で行われる第41回朝霞市民まつり「彩夏祭」当日(8月2日~4日)において取得した人流データを活用し、今後検討される近隣エリアの混雑状況緩和対策の効果検証を行うことを発表した。
NTT東日本も応援企業として賛同・登録している「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」の一環として、検証により把握したデータを活用することで、EBPM(Evidence Based Policy Making:データなど根拠に基づく政策立案)による「まちづくり」に貢献していく。
彩夏祭の概要
彩夏祭は、「関八州よさこいフェスタ」をはじめとする、さまざまなイベントと花火の打ち上げが行われる朝霞市最大の祭りで、延べ約70万人の来場が見込まれている。そのため、花火の終了後には交通規制された道路や駅周辺が混雑するため、安全性の確保が課題となっている。
そこで、今回の取り組みを通じて、祭りのイベント実施後、実際に取得したデータから人流データを推計して分析に活用することにより、今後の効果的な近隣エリアの混雑緩和策(立案、検討など)につなげるという。
取り組みの概要
当日は、ICT機器で取得した祭り会場における人流データなどを活用し、「時間帯別」「詳細エリア別」「道路別」「駅別」などの観点で人流分析を行う。定量データとして提供した分析データをもとに、混雑緩和対策を検討し、その効果検証を実施する。
なお、各者の役割として、朝霞市民まつり実行委員会が「人流把握に向けた分析協力」「得られた人流情報を活用した今後の検討」を行い、東武トップツアーズが「得られた人流情報を活用した施策の立案」「東武沿線事業への活用検討」、NTT東日本が「ICTを活用した人流情報の把握および得られたデータの分析」「分析結果に基づく施策の検討支援」を行う。