電通総研、電通、エナリスは6月27日、企業の環境経営のさらなる支援を目的とし、同日付で覚書を締結したことを発表した。

今回の覚書に基づき3社は、脱炭素化を推進する企業に向けて、電通総研・電通のGX(グリーントランスフォーメーション)コンサルティングのノウハウに、エナリスの脱炭素ソリューションを掛け合わせ、温室効果ガス排出量の算定・削減計画策定から、再生可能エネルギー導入まで、ワンストップでソリューションを提供していく。

さらに、企業における環境経営の支援や再生可能エネルギーのさらなる普及拡大に貢献するため、新たなソリューションの企画・創出を推進していきたい構え。

協業の概要

今回の協業では、電通総研および電通が、温室効果ガス排出量の算定や削減計画策定コンサルティングを担い、削減計画に基づく再生可能エネルギー導入をはじめとする脱炭素施策の実施をエナリスが担うことで、ワンストップでソリューションを提供する。

協業に基づき、3社で提供する再生可能エネルギーソリューションは以下の通り。

温室効果ガス排出量の算定・分析

企業のサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を算定。さらに、その結果を分析して、適切な削減目標を設定。

温室効果ガス排出量の削減計画立案

従業員参加型ワークショップなどにより効果的な排出量削減施策の創出を支援し、削減計画の立案までサポート。

温室効果ガス排出量の削減施策実行

(実質)再生可能エネルギー供給から非化石証書代理購入、オフサイトPPA(Power Purchase Agreement)など、企業の削減計画に合った脱炭素施策を提供。

  • ソリューション提供イメージ

    ソリューション提供イメージ

また、企業における環境経営の支援や再生可能エネルギーのさらなる普及拡大に貢献するため、3社で再生可能エネルギーに関する、新たなソリューションを協働で企画・創出していきたい考え。