沖縄県石垣市、西日本電信電話(以下、NTT西日本)、マクニカ、東運輸は3月13日、石垣市における「自動運転による地域活性化に関する包括連携協定」を3月12日に締結したことを発表した。

4者は今回の連携協定によって、同市における地域住民向けの持続的な地域交通手段の維持、および観光客向けの二次交通手段の拡充など、地域課題の解決に向けた取り組みを推進するとのことだ。

  • 締結式の様子

    締結式の様子

連携協定の概要

4者は今後、石垣市の地域課題の解決に資する自動運転サービスの社会実装に向けて、2024年度における国土交通省「地域交通確保維持改善事業」の申請に向けた準備を進めるとともに、中長期的な自動運転事業の企画と運営について検討する。

連携協定の背景と目的

石垣市では将来的な人口減少や少子高齢化、南ぬ浜へ寄港するクルーズ船の増便と観光客数の増加など、社会情勢の変化への対応が求められる。地域社会のさらなる活性化に向けては、地域住民向けの持続的な地域交通手段の維持や、観光客向けの二次交通手段の拡充が主要な課題となる。

こうした地域課題に対して4者は自動運転分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的、および物的な資源を連携することで、地域の課題に対応し協働で事業を推進する。4者は活力ある地域社会の形成や発展と市民サービスの向上を目指すとしている。