NTTデータは1月15日、交通課題を抱える自治体向けに提供するSaaS(Software as a Service)型ソリューション「SiFFT-TDM(シフトティーディーエム)」において、自治体などが実施するパーソントリップ調査のデータを活用した新機能を1月4日から提供開始したことを発表した。

交通の未来を見通す可視化ソリューション

SiFFT-TDMとは、快適な交通と街づくりを支援するソリューション。統計情報や地図や人流など都市に関するデータと、運行状況など交通に関するデータを組み合わせて可視化し、分析することで地域の課題を特定する。また、最適な施策を導き出すことを支援する。

パーソントリップ調査分析機能

今回追加した新機能により、「どのような人が」「どのような目的で」「どこからどこへ」「どのような交通手段で」移動したかを地図上で可視化して分析できるようになるという。画面上で注目したい地区や時間帯を選択すると、そこからどこの地区にどのくらいの人が移動しているのかを地図上で確認可能だ。

自治体は公共交通に限らない住民の行動実態を把握できるようになり、潜在的なニーズを踏まえた交通網の検討や、自家用車での移動から公共交通への転換を促す施策の検討が可能となる。

  • パーソントリップ調査分析機能の画面例

    パーソントリップ調査分析機能の画面例