ServiceNowはこのほど、インドのハイデラバードに同社の新しいイノベーションセンターを開設したことを発表した。同イノベーションセンターは、生成AI、ハイパーオートメーション、ローコードアプリなどのデジタルロードマップのモデル化、実証、ストレステストを行うインド企業にとって、デジタルインキュベーションハブとして機能し、より優れたエクスペリエンスを提供できるよう支援する。

ハイデラバードのナレッジシティにある同イノベーションセンターには、9つの専用ルームを設け、企業のビジネス戦略を拡張できるカスタマイズされたデジタル変革の青写真の策定を支援する。また、インド国民の人材育成に尽力している学術機関や顧客、パートナーとのオンデマンドトレーニングセッションも開催されるという。

同イノベーションセンターの開業式では、テランガナ州政府投資顧問業務(IAS)担当主席秘書官のジェイエシュ・ランジャン氏が挨拶し、次のように述べた。

「ハイデラバードのServiceNowイノベーションセンターは、インド企業の事業運営とデジタル専門知識の構築方法を強化するというServiceNowのコミットメントを表しています。この投資は、州や州民に機会をもたらすだけでなく、ハイデラバードのテクノロジーハブとしての名声をさらに高めるものです。私たちは、ServiceNowの成長ビジョンの一翼を担えることを誇りに思うとともに、この世界クラスのイノベーション出現がインドのデジタル景観を形成するとともにグローバルなデジタル競争力を高めることを楽しみにしています」

同社がグローバルで展開しているRiseUpプログラムは、過去10カ月間にインドの10の教育機関や政府機関と提携し、最初のプログラムで5,500人以上の学生を対象にデジタルスキル開発の支援を約束しており、同プログラムでは、さらに教育パートナーを増やし、より多くの人々を対象にトレーニングを行うことを検討している。