JTBコミュニケーションデザイン(JCD)は、GA4(Google Analytics4)に対応するツーリズム業界向けのWebアクセス解析ツール「AIアナリストforツーリズムVer.2」を7月にリリースすることを発表した。

  • 「AIアナリストforツーリズムVer.2」のUIイメージ(同社資料より)

    「AIアナリストforツーリズムVer.2」のUIイメージ(同社資料より)

WACUL社のAIアナリストをベースにJCDが持つ30,000サイト超のデータや知見を合わせツーリズム業界向けに提供する「AIアナリストforツーリズム」は、Googleアナリティクスとの連携により観光デジタルプロモーションに特化したWebアクセス解析機能を提供するツール。GA4に対応する新バージョンでは、ビッグデータをもとにしたAIによる改善提案、サイト訪問者の態度変容を可視化する「ユーザーファネル」や各種レポートのビジュアライゼーションを向上させる。また、Web解析のベースとして広く利用されるGoogleアナリティクスでは、7月までにはGA4への移行が求められるが、GA4でのデータ最大保持期間14カ月を超える期間でデータ保持が可能になる。

  • 新たに搭載されるユーザーファネルや数値をグラフ化するビジュアルレポート(同社資料より)

    新たに搭載されるユーザーファネルや数値をグラフ化するビジュアルレポート(同社資料より)

同社では、自社Webサイトのアクセス解析まで手が回らない、GA4の習得に時間がかかっており、より使いやすい解析ツールを探しているといった課題を持つユーザーを対象に、より実践的なマーケティングツールとして新バージョンを展開する構えで、AITトレーニングや専門コンサルタントによるAITサポートなどWebマーケティング支援サービス提供にも力を入れる。