チャットサービスDiscordは3月9日、マスコットキャラクターのチャットボット「Clyde」にOpenAIのAI技術を統合することを発表した。Clydeはエラー送信で知られるチャットボットだが、アップグレードによりユーザーはClydeと対話ができるようになる。
Clydeのアップグレードにより「ChatGPT」で知られるOpenAIの技術を使って、ユーザーはClydeに自然言語で質問できるようになる。ユーザーはサーバに「@Clyde」と入力して、任意のチャンネルでClydeと対話を始めることができる。
また、Clydeがスレッドを立ち上げたり、プレイリストをリコメンするなどのこともできるという。この機能は、実験的機能として一部ユーザーに来週提供を開始する。
Clydeのほかにも、2022年に導入したモデレーション機能「AutoMod AI」、会話のサマリを生成する「Conversation Summaries」でも、OpenAIの技術を統合する。これも実験段階であり、提供について具体的な計画は明らかにしていない。
Discordは合わせて、プロフィールピクチャを編集できるボット向けのコード「Avatar Remix」をGithubでオープンソースとして公開したことも発表。さらに、テキストから画像を生成するAIを導入したホワイトボード機能「Whiteboard with AI」も発表している。Whiteboardはユーザーからの要望が多かった機能だという。