栗田工業と立製作所は1月26日、製造業を主軸に、循環型社会を見据えたソリューションの社会実装とエコシステムの構築に向けて本格的な協創を開始することに合意し、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。

  • 栗田工業と日立製作所の協創コンセプト

今回の協創により、栗田工業が保有する産業における多様な現場接点や水処理・廃棄物削減技術、およびデジタルソリューションと、日立が保有する環境データの見える化・分析・制御技術といったLumadaソリューションや環境負荷低減技術などの技術・ノウハウを融合して価値創出モデルを具現化し、提供する。

具体的には、食品工場などから製造副産物として排出される有機物を資源として捉え、資源アップサイクル/エネルギー回収技術、Lumadaソリューションを活用した循環を証明する仕組みなどを組み合わせ、資源の持つ価値を最大限に引き出すサプライチェーンの構築を目指す。

今後は、日立のLumadaアライアンスプログラムを活用し、社会価値を共有する企業とのエコシステム構築に取り組み、これに賛同する企業・団体を募る。