YEデジタルは1月18日、学習者用デジタル教科書配信クラウドから取得したコンテンツを一時的に保存し、配信クラウドまでの通信負荷を軽減する「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」を新搭載した、学校ネットワークアクセス管理装置「NetSHAKER W-NAC(以下、NetSHAKER)」を、2月から提供開始すると発表した。

  • 新機能「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」

    新機能「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」

「NetSHAKER W-NAC」は、1人1台端末時代の「GIGAスクール構想の実現・拡充に向けたICT環境の導入・運用・管理を支援する学校ネットワークアクセス管理装置。学校インターネット環境で必要となる各種サーバ機能だけでなく、文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(令和元年12月版)」で推奨されている各種セキュリティ機能を搭載する。

新たに搭載される「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」は、配信クラウドから取得したコンテンツを、NetSHAKER 内に一時的に保存し、同じコンテンツに児童生徒がアクセスする際に、保存したコンテンツから応答させる機能。

インターネットへのアクセス量を削減でき、回線の負荷を軽減する。これにより、アクセスが集中することの多いデジタル教科書の快適な活用環境の構築につながるとしている。

Lentranceの「Lentranceプラットフォーム」と富士ソフトの「みらいスクールプラットフォーム」の2つのプラットフォームに格納されているデジタル教科書のコンテンツをキャッシュすることが可能だという。