2023年の年頭にあたり、サイバートラスト 代表取締役社長 眞柄泰利氏は年頭所感として、以下を発表した。

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

サイバートラストは、2021年4月15日の東証グロース市場上場から、2回目の新年を迎えることとなりました。昨年は3年間続いた新型コロナウイルス感染症による不透明な社会状況からポストコロナに向けて舵を切るべき節目の年となりました。

この間、私たちの生活や働く環境において多くの行動変容を求められましたが、他方、こうした環境に適応する法的緩和措置により、身の回りのさまざまなサービスがオンライン化し、ビジネスではデジタルトランスフォーメーションが一気に加速し広がりを見せました。

こうした中、私どもでは事業の 3本柱であるオープンソース、認証、IoT の各分野において国際安全基準への準拠とグローバル開発コミュニティとの連携を推進し、製品サービスの提供を通じて安全な社会の実現を目指して事業に取り組んでまいりました。

とりわけ、iTrust によるマイナンバー本人認証や電子契約書への電子署名ビジネスが大きな成長を遂げました。 また、ポストコロナの時代に適合すべくモノづくりの国際安全基準に基づいた製造業のお客様へのセキュリティコンサルティングと組込みLinux OS の事業が伸長しました。

私どもは、今期(2022年4月~2023年3月)の始めに、今後 3カ年の成長計画並びにその戦略を「BizX20/40(ビジネストランスフォーメーション 20/40)」というスローガンを掲げることで事業に取り組むことと致しました。

第一期目の当期において私どもの事業は計画通り順調に推移し、第二四半期の決算では「認証・セキュリティ」、「Linux/OSS」、「IoT」すべての事業において過去最高の業績を達成することができました。

ポストコロナの時代において、グローバル開発コミュニティとの連携と国際安全基準への適合を礎に事業を進めて参ります。

私どもは、オープンソースと認証、双方の知見と技術力を、融合させることにより、将来を見据え、新たな高付加価値サービスを提供して参りますが、一社で完結し開発、提供できる企業は世界でも他に見受けられません。

オープンソース、認証、IoT それぞれの事業において、本年は次なる成長への起点となる年となりますので是非ご注目ください。サイバートラストはこうした事業を通し、お客様、パートナー様より信頼を得るサービスの提供を継続し、安心・安全な社会の実現を目指して参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。