i-plugは11月29日、2023年卒業予定の学生242名と23卒学生採用予定の企業700社を対象に10月6日から10日までの期間で実施した「配属先の希望」に関するアンケートの結果を発表した。
学生に対して行った「選考/内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいですか?」という質問では、75.2%の学生が「はい」と回答したという。また「入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えますか?」という設問では、「2-3年後に考える」と回答した学生が最多で41.7%、「すぐ考える」と回答した学生と合わせて、転職を考える学生が半数以上であることが判明した。
一方で「希望部署に配属されるために取り組んだこと、取り組む予定のあることはありますか?」という質問では、「特に何もしていない」が36.4%と最多となったが、希望部署への配属のために、大学の専攻だけでなくアルバイトやボランティアなどの課外活動で部署に関わる経験をしている学生も多いこともわかった。「ジョブ型採用を取り入れている企業の選考に進んだ」と回答した学生の割合が、22卒に比べて倍になるなど、職種へのこだわりを持つ学生が増える結果になっている。
しかし、企業を対象に実施した「ジョブ型採用」の導入に関する質問に対しては、「未定」と回答した企業が39.3%で、「導入しない」と回答した企業は34.0%という結果も。学生にとって「ジョブ型採用」の需要が高まりつつも、企業側の「ジョブ型採用」の導入はあまり進んでいない状況が判明したという。