NECは4月6日、2021年度のキャリア採用計画および2022年度の新卒採用計画を発表した。

同社は「2020中期経営計画」において外部の知見を生かし多様な人材が活躍する企業への変革を目指し、キャリア採用を2018年度100名から2020年度400名まで拡充してきた。新たな中期経営計画の初年度となる2021年度のキャリア採用も前年度比100名増となる500名を計画している。

また、2022年度の新卒採用は前年度比50名増となる550名を計画しており、新卒採用とキャリア採用の比率は概ね1:1となり、新卒ジョブ型採用の実施と併せてジョブ型人材マネジメントを加速するという。

2022年度の新卒採用数の内訳は、事務系が200名、技術系が350名となっている。新卒採用の「営業/スタッフコース」および「SEコース」では、多様な人材を確保するため、文理不問の自由応募での募集・選考を行う。技術系の各コースでは、理系学部在籍の学生を対象に、本人が希望する事業領域ごとにジョブマッチング制での選考を行う。

また、昨年から優秀な人材に対して学歴別初任給ではなく、本人が担う役割に応じた報酬水準で処遇する新卒ジョブ型採用を実施しているが、今年も実施する。具体的には、データサイエンスなど一部のキャリア採用ポジションについて新卒者も応募可能とし、本人の有するスキルと入社後に担う役割をマッチングの上、成立する場合はキャリア採用ポジションの格付けで採用、職務ベースで月収を設定する。