10月18日から21日まで、幕張メッセで開催されているCEATEC2022。同展示会は毎年10月に開催されている総合展示会で、経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」を開催趣旨に掲げているもの。

2022年は、パートナーズパーク、トータルソリューションエリア、スマート×インダストリーエリア、キーテクノロジーエリア、スタートアップ&ユニバーシティエリアの計5つのエリアに分け、各ジャンルの最新のテクノロジーを展示している。

本稿では、5つのエリアの内、トータルソリューションエリアに出展しているNECのAIとバイオ技術を融合したデジタルヘルスケアサービスで企業の健康経営をサポートする「フォーネスビジュアス」について紹介する。

「フォーネスビジュアス」は、「NEC健診結果予測シミュレーション」と、生活習慣改善をフォローする「フォーネスビジュアスアプリ」、少量の採血により将来の疾病リスクを医療機関の医師から提供する「フォーネスビジュアス検査」を組み合わせたサブスクリプション型サービス。

このサービスは、「NEC健診結果予測シミュレーション」によって、従業員の健康状態を把握して、課題解決に向けた最適な生活習慣の改善方法をシミュレーションし、「フォーネスビジュアスアプリ」で疾病リスク予測し、健康相談をすることで、生活習慣改善メニューの設定を行い、生活習慣改善メニューの実践を行い、改善された状態の健康状態をまた「NEC健診結果予測シミュレーション」で予測するということが一連のサイクルになっている。

  • 生活改善シミュレーションのイメージ画面

このサービスによって「従業員1人ひとりの健康意識を高めたい」や「健康管理のDXを推進したい」という課題にアプローチするという。

NECはこのサービスのメリットについて、検査値の悪化が懸念される従業員を見極めて重点的な対策を検討できるようになるほか、スマホアプリを活用することで場所や時間を選ばずに従業員のセルフケアを支援できるようになると語っていた。