楽天グループ(楽天)は9月20日、広告運用の実績をダッシュボード上で確認・分析できる運用型広告プラットフォーム「RMP - Connect」の提供を開始すると発表した。

同プラットフォームは、広告配信の結果やコンバージョン(転換)指標などをダッシュボード上でリアルタイムに確認することができる。また、1億以上(2022年6月時点)の楽天会員からなる顧客基盤を活用しており、性別や年齢層などの属性に加え、ECサイト「楽天市場」での購買実績などの消費行動分析データなどを活用することができる。

  • 「RMP - Connect」イメージ画像

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本プラットフォームは今後、楽天市場での購買実績を活用するほか、広告代理店企業や広告主企業自身が広告配信先の設定と配信、効果測定、測定結果をもとにした運用の改善を行うことができるようになる予定。

また、国内外のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や動画配信プラットフォーム、検索エンジン、DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)・SSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)の接続先メディアといったあらゆる領域の広告媒体に配信を可能とする方針だ。

さらに、同プラットフォームを通じた配信結果は、消費者行動のすべての段階に対応したフルファネルでの態度変容を分析した統計レポートで可視化するなど、2023年中の実現に向けて順次機能を拡大する予定とのことだ。