パーソルキャリアは8月31日、運営する100万件の転職統計データを活用した求人要支援サービス「HR forecaster」において、職種×スキルの平均年収がわかるデータ「保存版ハンドブック スキル年収マップ」の第3弾として「営業職編」を発表した。

平均年収の第1位は、高度な商材の理解と医療・医薬の知識が求められる医療・医薬営業(MR・医薬品・医療機器)で、619万円となった。これには、製造業の中でもグローバルで存在感を増している分野であり、さまざまな製品に関係する半導体・電子部品・エレクトロニクス製品営業で561万円、原料・素材・化学製品営業で560万円と続いている。

  • 営業職・職種ごとによる平均年収の比較 資料:HR forecaster

職種×スキルで平均年収を見たところ、第1位は半導体・電子部品・エレクトロニクス製品営業×海外営業経験(アフリカ地域)が890万円となっている。これに、食品・日用品・消費財営業×海外営業経験(アフリカ地域)で807万円、医療・医薬営業(MR・医薬品・医療機器)× MR(がん分野)で783万円と続いている。

  • 職種ごとによる平均年収が最も高いスキル 資料:HR forecaster

職種×役職・ポジションで平均年収を見たところ、第1位は金融・保険営業のマネジャーが725万円となっている。営業職では、役割・ポジション経験が平均年収に与える影響が高く、マネジメント経験の有無、及び統括する範囲が営業職の市場価値向上において重要視されているという。

  • 役職・ポジションによる平均年収の比較 資料:HR forecaster