膨大な量のメールに苦戦を強いられてきた筆者だが、毎朝に自動実行するPowerShell(記事)とOutlookに備わるMicrosoft 365 Copilot(記事)を用いることで、タスク処理時間を縮小できている。

見栄えはどうであれ、自身の手で思う存分にカスタマイズできた場合は、痒い所に手が届くため効果が最大化されてボトルネックが真逆に一変する。DIY(DoItYourself)やライフハックにもあるお金で買えない価値だ。さっそく横に広げてみよう。タスクスケジューラーとPowerShellコマンドの組み合わせは広そうなので、何か日々の作業で自動化できることはないかと思案すると、簡単に思いつくのがフォルダ関連。

乱雑なデスクトップ課題に

毎日、デスクトップにファイルがストックされていく筆者。ログイン時に毎回読み込まれ、描画負荷がかかる領域に大量のファイルがあることが良くないのは理解しているが、画像編集ソフトで開く作業が毎日発生するので、デスクトップは譲れないところだ。となると、日付フォルダの作成である。

できるだけ、日付名のフォルダを作成して、そこにその日の作業ファイルを入れる。時折、実践しているが、脳内コンテキストが切れると、いつしか惰性に戻ってしまう。これを取り入れよう。タスクスケジューラーで毎朝実行するtestMorning.ps1ファイルの現在は、以下となる。

Add-Type -AssemblyName System.Windows.Forms

$msg = @"
9時です。メールを開く前にやること

・その日の提出物確認
・スマホやモバイル端末の充電状況確認
・無駄なメールは後回し

※メールを先に開くと負けです

"@

$result = [System.Windows.Forms.MessageBox]::Show(
$msg,
"朝通知",
[System.Windows.Forms.MessageBoxButtons]::OKCancel,
[System.Windows.Forms.MessageBoxIcon]::Warning
)

if ($result -eq "OK") {
    Start-Process "https://news.mynavi.jp"
}

[ok]ボタンを押したときに、動作させるためにif ($result -eq "OK") {のなかに、西暦年月日フォルダを作成するmkdir (Get-Date -Format 'yyyyMMdd')を入れてみたが、エラーが出る。

  • 単純にmkdir (Get-Date -Format 'yyyyMMdd')を入れてもエラー

    単純にmkdir (Get-Date -Format 'yyyyMMdd')を入れてもエラー

調べてみると、タスクスケジューラーからmkdirすると、権限がないSystem32にフォルダを作成しようとして拒否されているようだ。フルパスでデスクトップを指定するために、mkdir "$env:USERPROFILE\Desktop\$(Get-Date -Format 'yyyyMMdd')"を追加してみる。

Add-Type -AssemblyName System.Windows.Forms

$msg = @"
9時です。メールを開く前にやること

・その日の提出物確認
・スマホやモバイル端末の充電状況確認
・無駄なメールは後回しですが、copilot君に"返信が必要なメールを抽出して"は結構使えるよ
・当ダイアログは、以下の「ok」ボタンを押すとファーストSaaSを開きます。その後は、自動的に日付フォルダをデスクトップ作成するので、そこで処理するようにしましょう。整理整頓は、ベーシックスキルです。

"@

$result = [System.Windows.Forms.MessageBox]::Show(
$msg,
"朝通知",
[System.Windows.Forms.MessageBoxButtons]::OKCancel,
[System.Windows.Forms.MessageBoxIcon]::Warning
)

if ($result -eq "OK") {
    Start-Process "https://news.mynavi.jp"
    mkdir "$env:USERPROFILE\Desktop\$(Get-Date -Format 'yyyyMMdd')"
}

テストするため、タスクスケジューラーから起動させてみよう。

  • タスクスケジューラーに設定した基本タスクの実行ボタンを押すと

    タスクスケジューラーに設定した基本タスクの実行ボタンを押すと

  • 通知ダイアログが表示されるので、okボタンを押す

    通知ダイアログが表示されるので、okボタンを押す

  • 設定する目的のサイトへブラウザで飛んだあとに

    設定する目的のサイトへブラウザで飛んだあとに

  • 無事、西暦日付フォルダがデスクトップに作成される

    無事、西暦日付フォルダがデスクトップに作成される

こうすることで、毎朝まず最初にやらなければならない日付フォルダ作成を頭をつかわずに習慣化することが可能だ。このフォルダのなかでその日の業務で生じるファイルを完結させるようにする。ひとつだけでは、イメージしにくいが、一カ月もすれば整理されたフォルダがならび、必要なファイルしかない壮観なデスクトップになるにちがいない。バックアップや削除も簡単になるはずだ。これもまた、プライスレスな体験になりそうだ。