C.Dreamsは7月7日、同社が運営する子供の教育メディアである「ちいく村」が小学生の子供を持つ親を対象に実施した「子供の通信教育に関する調査」の結果を発表した。これによると、家庭学習では紙教材よりもタブレット学習教材で勉強している家庭の方が全学年で多いことが分かった。

  • 家庭学習で使用している教材の種類(学年別) 資料:「ちいく村」

同調査は2022年7月にインターネットにより実施したもので、有効回答者数は200人。

家庭学習でタブレット学習教材と神教材のどちらを使用しているかを尋ねると、タブレットが59.5%、紙が40.5%だった。子供の学年別に見ると、学年が上がるにつれて比率は下がるものの、全学年でタブレットの利用が紙の利用を上回っている。

タブレット学習に抵抗があるかとの質問には、「抵抗あり」という回答は24.5%にとどまり、「抵抗なし」が75.5%を占めた。一方で、紙教材で学ぶことも必要かを聞いたところ、86%が必要と思うと答えている。

タブレット学習と紙教材のどちらが成績が伸びると思うかを尋ねると、タブレットが52%、紙が48%と、ほぼ拮抗する結果だった。

  • タブレット学習の最大のデメリット 資料:「ちいく村」

  • 紙教材の最大のデメリット 資料:「ちいく村」

タブレット教材・紙教材それぞれについて最も感じているデメリットを聞いたところ、タブレットでは「目が悪くなる」が41%、紙では「家に教材がたまる」が39%と、それぞれ2位以下を大きく引き離している。

  • タブレット学習の最大のメリット 資料:「ちいく村」

  • 紙教材の最大のメリット 資料:「ちいく村」

それぞれの教材について最も感じているメリットを尋ねると、タブレットでは「音声やアニメーションがわかりやすい」と「子供のやる気がでやすい」がいずれも30%で首位に並ぶ。 紙のメリットは「紙に書いて学ぶ方が身に付きやすい」が43.5%と最多で、2位は「学校と同じ形式で勉強できる」(22.5%)だった。