ピュア・ストレージは6月3日、同社のKubernetes向けの統合データプラットフォーム「Portworx」の製品アップデートを発表した。「Portworx Data Services」と「Portworx Backup as-a-Service」の一般提供を開始し、2022年後半を目途に「Portworx Enterprise」の次世代版を提供するという。

Portworx Data Servicesは、Kubernetes上で利用できるDatabase-as-a-Service(DBaaS)プラットフォームだ。同サービスを利用することで、Cassandra、Kafka、PostgreSQL、RabbitMQ、Redis、Zookeeperなどの主要なデータベースをワンクリックでデプロイできる。また、単一のプラットフォーム上で、1つのAPIにてすべてのデータベースの操作が可能だ。 同サービスは、利用したデータ・サービスに対してのみ料金が発生する従量課金モデルか、あらかじめ購入した時間を消費するモデルで提供する。サポート対象のデータベースは今後も増える予定だ。

Portworx Backup as-a-Serviceは、Amazon EKS、Red Hat OpenShift、Google Kubernetes Engine、VMware Tanzu、Microsoft Azure Kubernetes ServiceなどのKubernetesサービスのバックアップとリストアを行える「Portworx Backup」を、サービスとして提供するものだ。

同サービスでは、AWS EKSクラスタの自動検出や役割ベースのアクセス制御(RBAC)、マルチテナンシーの機能を備えている。

Portworx Enterpriseの次世代版では、5G(第5世代移動通信システム)/エッジに対応し、Kubernetesで管理するプラットフォームでのKubeVirt/Openshiftの仮想化をサポート。ファイル、ブロック、オブジェクトのストア・サービス機能を備えた統合ストレージ・オーバーレイ・ソリューションを利用できる。