リーディングマークは5月31日、6月1日の選考解禁日を控え、大学上位校生を対象に調査した「2023年卒就職人気企業ランキング」の上位100社の人気ランキングを発表した。

同調査は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の計12大学を対象に行われたもので、2,146名(文系58.5%、理系40.2%、その他1.3%/男性73.7%、女性26.3%)が回答した。

具体的な企業としては、三菱商事は2年連続で1位を獲得。そのほかIT業界、通信企業に関しては順位が上昇する企業が多く見られた。IT系では、楽天が最も高く12位(前年14位)、これにNTTデータ(19位→13位)、NTTドコモ(68位→44位)、KDDI(64位→37位)と続き、前年ランキングに入っていなかったヤフー(41位)もTOP100にランクインするという結果になった。

  • 「2023年卒就職人気企業ランキング」上位100社の人気ランキング(1~49位)引用:2023年卒就職人気企業ランキング

  • 「2023年卒就職人気企業ランキング」上位100社の人気ランキング(50~100位)引用:2023年卒就職人気企業ランキング

企業を選択する際に重視する項目については、2011年に同調査が開始されて以降、初めて、将来のキャリアへの良い関連性が2位にランクインするという結果になったという。

  • 企業の魅力要因 引用:2023年卒就職人気企業ランキング

この結果についてリーディングマークは、自身のキャリアを中長期的に考える学生が増えていることを要因として挙げ、入社後に自分を高められるような仕事内容や社内のキャリアステップがあるか、社外でも生かせる汎用的なスキルが身につくのかなどの点を学生が重要視することが予測されるとの見方を示している。