博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の3社横断の戦略組織「HAKUHODO DX_UNITED」とアイレップは5月20日、ポストクッキー時代の広告効果計測・サイト解析を可能とする1st Partyデータ活用基盤の提供と、その運用・導入を支援するコンサルティングサービス「DATA GEAR Connect」の提供を開始した。

  • 「DATA GEAR Connect」ロ

    「DATA GEAR Connect」ロゴ

同サービスは、1st Partyデータ計測基盤を中核に、クライアント企業のマーケティング活動に合わせて、マーケティング実行策を見据えたデータ戦略策定からデータ基盤構築・実行策連携・改善PDCAのコンサルティングをワンストップで行うもの。

1st Partyデータ計測基盤は、Google提供の各種プラットフォームとの連携を想定し、GoogleタグマネージャーのサーバーサイドコンテナとGoogle Cloudを基に博報堂DYグループが開発したという。サーバー側で発行された1stパーティクッキーはクッキーの技術規制の影響を受けにくく、Google広告やFacebook広告、Googleアナリティクス4プロパティとのシームレスな連携により、コンバージョン計測の精度向上も期待できるという。

さらに今後も随時、他媒体やツールと連携していく予定だという。これらを活用することで対策手段が一本化されるため、自社で広告媒体・ツールごとのクッキー規制対策を個別に対応する場合と比べ、リソース面やコスト面でも効率化が見込まれるとしている。

  • 「DATA GEAR Connect」概要

    「DATA GEAR Connect」概要

なお、同サービスは、「1st Partyデータ活用」における戦略立案・アクションプラン策定・実行時に発生する様々な課題にワンストップで対応する専門チーム「DATA GEAR」により提供される。「DATA GEAR」は博報堂DYグループのデータプライバシー対策エキスパートと常に連携を行っているため、技術規制のみならず法規制対応もシームレスにサポート可能だということだ。