Q-Successは3月21日(ドイツ時間)、「The evolution of web server market shares, 2010-2022」において、Webサーバ統計情報のモニタリングを開始した2010年と現在のWebサーバシェアの比較結果を取り上げた。2010年はApacheが圧倒的なシェアを誇っていたが、現在ではNginxにその立場を譲っている。

  • The evolution of web server market shares、2010-2022

    The evolution of web server market shares, 2010-2022

順位 Webサーバ 2010年1月シェア
1 Apache 68%
2 Microsoft-IIS 19%
3 Nginx 4%
4 LiteSpeed 1%
5 Tomcat 1%
6 Lighttpd 1%
7 Google Servers 1%
順位 Webサーバ 2022年3月シェア
1 Nginx 29%
2 Apache 27%
3 Cloudflare Server 20%
4 LiteSpeed 11%
5 Microsoft-IIS 5%
6 Node.js 2%
7 Google Servers 1%

Q-Successはこの12年間の変化として、Apacheの下落とNginxの増加を指摘するとともに、それ以外の動向としてCloudflare ServerとLiteSpeedが大きくシェアを増やして3位と4位につけている点に言及している。Apacheと共にMicrosoft-IISもシェアが下落しているが、それでもなお5位のポジションにとどまっている。

以前はNginxの強い成長が続いていたが、最近ではNginxの増加傾向は鈍化の動きを見せ始めている。これに対し、Cloudflare ServerとLiteSpeedは成長傾向が続いており、今後もシェアを増やしていくことが予測される。