大日本印刷(DNP)は3月7日、GumGum Japanと協業し、Webページの画像と文章をAI(Artificial Intelligence:人工知能)が自動解析することでWebページの文脈や内容に最適な広告を選んで配信するサービス「GumGumターゲティング」を、「DNP Marketplace」に組み込んで提供を開始すると発表した。

  • サービスのイメージ

「DNP Marketplace」はDNP独自の広告取引経済圏であり、同社が持つ媒体から広告主の要望に沿った広告枠を確保し配信するサービス。一方、「GumGumターゲティング」は広告配信先のWebページの文章と画像をAIが自動解析し、その文脈に沿った広告を高精度に選択して配信するサービスだ。

また、「GumGumターゲティング」では、広告主のブランディングやキャンペーン内容に合わせたクリエイティブの企画・制作も実施する。画一的になりがちなバナー広告だけではなく、各社が提供する文章や画像などを生かして多彩な広告を展開している。

今回の両社の協業により、「DNP Marketplace」において、Cookieに依存せずに高精度にセグメント化したターゲットに対して、最適な広告を配信できるようになるとのことだ。2022年4月に改正個人情報保護法の施行が控えるなど、広告業界を中心に世界的にプライバシー保護の重要性が高まる中、DNPはCookieを使用しない同サービスによって、企業ブランディングの向上に寄与する狙いがあるという。