ログリーは3月3日、コンテキストマッチ型ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」において、3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発したことを発表した。

「LOGLY lift」とは、自然言語処理技術と機械学習技術を用いて関連性の高い記事や広告を配信するネイティブ広告プラットフォームだ。今回同社が開発したのは、ユーザートラッキングに固有IDと1st Party Cookieを利用する手法であり、3rd Party Cookieでのトラッキングが困難だったユーザーのコンバージョン計測を補えるという。

  • 3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法のイメージ

近年はユーザーのプライバシー保護の機運が高まっており、Appleは2017年にプライバシー保護とセキュリティ強化を目的としてITP(Intelligent Tracking Prevention)をiOSとmacOSに実装した。

これによりSafari内でCookieの働きを制限しており、iOS14以降では3rd Party Cookieによるユーザートラッキングが抑止されている。そのため、広告をクリックしたユーザーのトラッキングが無効になり、該当ユーザーのコンバージョン計測が困難となっていた。そこで同社は、今回の機能開発を進めたとのことだ。