シャープは、大阪府堺市堺区役所と共同で、窓口業務用マイク搭載スピーカーシステム「GX-CS100」を活用した窓口業務における効率改善効果の実証実験を実施することを発表した。期間は3月7日〜18日。

  • 左:堺市堺区役所 窓口での使用シーン、右:マイク搭載スピーカーシステム「GX-CS100

    左:堺市堺区役所 窓口での使用シーン、右:マイク搭載スピーカーシステム「GX-CS100」

同システムは、感染症対策のためにアクリル板や透明シートなどのパーティションを設置した窓口や受付、レジカウンターでの使用を想定しており、窓口業務者用の親機、来訪者用の子機のそれぞれにマイクとスピーカーを搭載。

「クリアボイス」機能により、マスクやパーティションによって減衰する音声を補正するほか、「マイク集音範囲制御」機能が、隣の窓口の会話や周囲の雑音の集音を抑制。マイクに話しかけた声を、相手側のスピーカーにクリアに届けるという。

この実証実験では、区役所の窓口 2カ所に本システムを設置し、区役所の窓口担当者と、各種手続きに訪れた区民とのスムーズなコミュニケーションを支援するとしている。大きな声で話したり、何度も聞き返したりするなどの窓口担当者の負担軽減効果や、一人当たりの応対時間の短縮効果を検証するということだ。