LINEは10月25日、同社が提供する「CLOVA OCR Reader」に帳票に含まれる表を表形式でデータ化できる「表抽出オプション」の新機能を追加したことを発表した。同機能は、「CLOVA OCR Reader」の契約者が利用可能で、すでに契約中のユーザーは追加料金不要で利用できる。

「CLOVA OCR Reader」は、書類・画像に記載された文字などの情報をテキストデータへ変換するサービス「CLOVA OCR」をクラウドアプリケーション上で提供するサービスだ。システム開発が必要となるAPI提供とは異なり、開発不要で、AI-OCR機能を利用できる。

  • 「CLOVA OCR Reader」

「表抽出オプション」は、書類・画像に含まれる表を自動で認識し、表形式でデータ化する機能だ。例えば、クレジットカード明細や各種申請書類、勤怠管理表、在庫管理表、カタログなど、さまざまな表の読み取りに活用できる。

各種会計書類のテキストデータ化と項目分類を自動で行う「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」や「CLOVA OCR(請求書特化型)」、読み取りたい項目を事前設定すると項目ごとにテキストをデータ化できる「サービスタイプ:Template」(定型書類に対応)を併せて利用することで、会計・経理、各種BPO、記帳代行など、紙をあつかう業務のさらなる効率化も可能だ。