ぷらっとホームは10月7日、IoTデータに所有権などの各種取引情報を付加し、IoTデータ流通を可能にするIoTデータ取引基盤「PTPF」のサービスを開始した。

  • PTPF 概要図

    PTPF 概要図

「PTPF」は、ブロックチェーン技術を活用し、改ざんが非常に困難でセキュアな「PTPFプロトコル」で形成されたブロックチェーンのネットワーク。データの権利関係などが明確になり、相手によって送信する・しないなどの制御が可能で、価格情報も持たせることができる。

IoTデータの属性や形式、権利などが含むメタデータは分散台帳技術を活用したブロックチェーンに格納され、第三者への情報アクセスを保証するとともに、改ざん不能なIoTの情報基盤を提供。これにより、大量のIoTデバイスでも柔軟かつスケーラブル、セキュアな情報流通が実現できるとしている。

各事業者サービス間やプラットフォーム間のプロトコルや手順の違いを吸収してIoTデータ転送を可能とする「DEXPF」との連携するため、超低速、超高速、間欠、バルクなどIoTシステム固有の通信特性に対応し、IoTデバイスの種類やメーカーの違いの垣根を越えて、権利情報付加、データ制御・管理が可能。取引されるデータ本体の送受信はデータ転送に特化したプラットフォームである「DEXPF」に任せ、取引の処理データのみに特化することで、様々な種類かつ大量のIoTデータを高速に処理できるということだ。

同社は今後、スマートシティやモビリティ市場、ライフ市場、インダストリー市場、エネルギー、金融市場といった幅広い分野での活用に、積極的に取り組んでいく予定だとしている。