アイリスオーヤマは10月4日、今後懸念される新型コロナウイルスの再拡大に備え感染対策のソリューションを強化するとして、「顔認証型AIサーマルカメラPro」と「UV-C除菌器トロリー」を2021年11月より発売すると発表した。価格は両製品ともオープン価格。

  • 「顔認証型AIサーマルカメラPro」の使用イメージ

「顔認証型AIサーマルカメラPro」は、顔認証に加えて国内で普及しているFelica ICカードでの認証に対応するため、入退室時のセキュリティ管理や出退勤管理を容易に導入可能だ。

顔認証は0.2秒、カード認証は1秒で実行可能であり、顔およびカードの登録はそれぞれ最大50000件ずつ行える。Wi-Fi通信に非対応な「IRC‐F1672DX」と、Wi-Fi通信に対応する「IRC‐F1672DW」の2タイプが発売される。

  • 「顔認証型AIサーマルカメラPro」の製品仕様

「UV-C除菌器トロリー」は一般的な空気清浄機とは異なり、UV-Cを照射することでウイルスの活動を抑制する。最大120分で380平方メートルと、従来品の13倍の範囲を業面除菌できることが特徴なのだという。

比較的ワクチン接種が進んでいない小中学校の教室においても15分程度で机やイスの除菌を実現する。また、管理者のみ使用可能な「いたずら防止ロック機能」も搭載しているため、小さな児童のいる学校や保育施設などでも使用できるとのことだ。

24から190平方メートルに対応する「UVCT110 SR」と、48から380平方メートルに対応する「UVCT210 SR」の2タイプが発売される。

  • 「顔認証型AIサーマルカメラPro」の製品仕様

9都道府県に対する緊急事態宣言と8県へのまん延防止等重点措置が9月30日で全面解除されたことを機に、新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念される。コロナ禍の長期化は飲食業や観光業、宿泊業などに深刻な打撃を与え得ることから、同社は感染対策ソリューションをさらに充実させて、ポストコロナを見据えた経済活動を支援していくとのことだ。