ウイングアーク1stは7月9日、食の商品企画・開発領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービス「FOODATA(フーデータ)」の提供を開始すると発表した。同サービスは、伊藤忠商事および食の味覚・香り・食感などの解析を手掛ける味香り戦略研究所と共同で開発された。伊藤忠商事も同日より同サービスの提供を開始する。

  • 「FOODATA(フーデータ)」サービスイメージ

FOODATAは、味・栄養・原材料等の食品に関する「モノデータ」と、ID-POS・意識・口コミ等の消費者の行動・嗜好に関する「ヒトデータ」を掛け合わせ、その分析結果をダッシュボードで可視化できるデータ分析ツール。

  • 味覚に関するモノデータ(ダッシュボード画面)

  • 消費者行動に関するヒトデータ(ダッシュボード画面)

食の商品企画・開発プロセスにおいて、「勘と経験」をデータで裏付け、消費者に売れる商品づくりの各要素にデータを活用することで、食品企業の商品企画・開発担当者がアイデアを検証できる環境を提供する。

データの集計から可視化の領域では、 ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」とデータ基盤ソリューション「Dr.Sum」が組み込まれており、同社は今後、食品企画・開発領域のDX支援サービスとして、食品企業を中心に提供していく予定だ。伊藤忠商事では同サービスの食以外の領域への展開も検討している。