Googleは3月3日(米国時間)、「Google Developers Blog: Announcing Flutter 2」において、Flutterのメジャーアップグレードバージョンとなる「Flutter 2」の公開を発表した。Flutterは単一のコードベースからモバイル、Web、デスクトップ向けにネイティブアプリを開発するためのUIツールキット。iOS、Android、Windows、macOS、Linux向けのネイティブアプリを単一のコードベースから開発できるほか、Chrome、Firefox、Safari、EdgeなどのWebブラウザを対象としたWebエクスペリエンスも同様に対応できるとされている。

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Flutterは既に多くのアプリで採用されており、Google Playストアだけでもすでに15万を超えるアプリで使用されている。Flutter 2はモバイルフレームワークからポータブルフレームワークへの拡張が実施されており、ほとんど変更を加えることなく、さまざまなプラットフォームでの実行が可能になっている。今回のバージョンでは、特にWebのサポートが強化された点が注目される。

iOSやAndroidといった異なるモバイル向けオペレーティングシステムに対してアプリを開発すること、またはWindowsやmacOS、Linuxといった異なるオペレーティングシステム向けにアプリケーションを開発するには多大な労力が必要となる。

Flutterのようなツールキットを用いることで、こうしたクロスプラットフォーム向けアプリケーション開発の手間が大幅に減ることがわかっており、開発において人気の高い方法となっている。