TheWindowsClubは2月21日(米国時間)、「Microsoft Edge gets Kids Mode to compete against Google Chrome」において、Microsoftが同社のWebブラウザ「Microsoft Edge」に対して新しいキッズモードの導入をテストしていると伝えている。キッズモードは子供向けに設計されたブラウジングモードで、子供のプライバシーとセキュリティを保護するための各種オプションが利用できる。現在は開発者向けのInsider PreviewにおけるCanaryチャンネルで利用可能であり、WindowsおよびmacOSの米国英語版で動作するという。

キッズモードを利用している場合、子供向けにカスタマイズされたブラウザのテーマや、子供向けのコンテンツ、許可リストに基づいた安全なブラウジングなどが有効になる。また、厳密に設定されたBing Safe Searchによって、検索結果に不適切なコンテンツが表示される危険性を防ぐことができる。キッズモードでは子供用の専用のアカウントやプロファイルは不要で、通常モードに戻すためにパスワードを要求するよう設定できるという。

それに加えてEdgeでは、利用する子供の年齢に応じて選択できる複数のオプションも提供されている。このオプションは[設定]メニューの[ファミリーセーフティ]タブにあり、子供がどんなコンテンツにアクセスしたかを確認したり、コンテンツフィルターを設定したりすることができる。

キッズモードが有効になる具体的なバージョンなどの詳細は明らかになっていない。現在はInsider PreviewプログラムのCanaryチャンネルで利用できるが、TheWindowsClubの記事によるとまもなくDevチャンネルに導入されるといった情報もあるという。順調に開発が進めば、早ければ数週間で一般にもキッズモードが利用可能になる見込みだ。