NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月15日、「クラウド型AIコンタクトセンターソリューション」において、コンタクトセンターの在宅化に活用できるソフトフォン「Your Connect」の提供を、同日から開始することを発表した。

  • 「Your Connect」画面イメージ

    「Your Connect」画面イメージ

「クラウド型AIコンタクトセンターソリューション」は、NTT Comの自然言語解析AI「COTOHA」と、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のコンタクトセンターサービス「Amazon Connect」、セールスフォース・ドットコムのCRMサービスプラットフォーム「Salesforce Service Cloud」を活用した、コンタクトセンター向けソリューション。

NTT Comは、コロナ禍におけるコンタクトセンターの在宅化など、顧客からの要望を踏まえ、「Amazon Connect」の機能を強化したソフトフォン「Your Connect」を開発。発信番号選択、待ち呼数表示、問い合わせ内容表示など、日本のコンタクトセンターで使われている機能を独自に実現した。

Webブラウザ上で動作するため、PCとネットワーク環境があれば利用でき、リモートワークでも従来のコンタクトセンターと遜色のない業務を行うことが可能だという。

また、SAML認証に対応しているため、Active Directoryを利用したシングルサインオン(SSO)方式を採用でき、新たにID、パスワード管理の負担を増やすことなく導入できるということだ。

これによりコンタクトセンターの在宅化を実現でき、自然災害時のBCPやウィズコロナ・アフターコロナに対応した働き方に活用できるとしている。

NTT Comは、複雑な要件定義の必要がなく、ヒアリングシートのやりとりだけで「Your Connect」とNTT Comの「ID Federation」などのSAMLに対応したSSOサービスを組み合わせたソリューションも提供するということだ。