凸版印刷サントリー酒類は12月8日、理化学研究所(理研)が推進しているスーパーコンピュータ「富岳」の研究成果を基に開発した「飲食用フェイスシールド」の設計情報をオープンデータとして公開すると発表した。

  • フェイスシールドの完成イメージ

理研では、「富岳」を用いて「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」について研究開発を実施しており、凸版印刷とサントリー酒類は、その研究成果の一部を活用し、「飲食用フェイスシールド」を開発した。

今回、そのフェイスシールドの設計情報をオープンデータとして公開する。同データを活用することで、3Dプリンタと必要な素材があれば、誰でもフェイスシールドを作製することが可能だとしている。

オープンデータを公開するフェイスシールドは、メガネ型で直感的に装着することができ、飲食時はワンタッチで口元のシールド部分を開閉可能だ。また、「富岳」による検証結果を踏まえた、お椀型のシールド構造となっている。