NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTコムウェアは10月5日、NTT Comの「Enterprise Cloud」(ECL)の新たなメニューとして「Red Hat OpenShift」を活用したコンテナプラットフォームメニューの提供を開始した。

デジタルトランスフォーメーション(DX)推進が加速する中、アプリケーションを迅速に開発・改善するためのクラウドネイティブなコンテナ運用に対する企業の関心が高まっており、コンテナを活用することで検証から商用までの開発サイクルを軽減し、アプリケーション開発を加速させることが可能になる。

ニューノーマル時代を見据え、コンテナへのニーズは更に高まると考えられ、NTT Comの「ECL」とNTTコムウェアの「SmartCloud Duo」と連携したサービスを提供し、拡大するコンテナ運用のニーズに対応していく。

新メニューにより、企業のコンテナ運用環境を迅速かつオンデマンドに構築する事が可能となるほか、多様なスペックから選択できるため、高い自由度でRed Hat OpenShiftの環境を構成できるという。

  • サービスの概要

    サービスの概要

また、Webポータルで必要最小限の情報を入力するだけで、コンテナレジストリをはじめファイアウォール、ロードバランサ、DNSなどの周辺環境を含めたコンテナ運用の統合的環境を自動で構築することを可能としている。

さらに、Red Hat OpenShiftの環境だけでなく、システム全体をECLのサービス運用体制の中で提供するため、コンテナ環境から周辺機器などにおける構築・運用に関するお問い合わせや故障通知が、一元窓口で対応を可能としている。

新メニューは、無償トライアルが可能で、両社は今後も多様化するニーズに最適なクラウド環境をワンストップで提供するため、ECLとSmartCloud Duoが相互に連携できる閉域網接続など多彩なネットワークの環境の実現や、新メニューの導入・活用におけるサポートの拡充を目指す。