東京エレクトロン デバイス(TED)は9月30日、IoTを用いた設備の稼働状況をリアルタイムでモニタリングする「設備稼働リモート監視キット」を販売開始した。提供価格は298,000円(税別)。

「設備稼働リモート監視キット」は、タワーライトセンサーの点灯状態のデータをIoTゲートウェイ経由でMicrosoft Azureに収集して可視化する、リモート監視システムを構築できるIoTキット。

  • 設備稼働リモート監視キットのイメージ

光学センサーにより点灯状態を検出できるAdvantech製のタワーライトセンサーは、EnOcean無線通信技術を用いることでバッテリーが不要で、ワイヤレスであるため、既設のタワーライトに簡単に取り付けることができ、導入時の設置工事も必要ないという。

タワーライトの点灯状態のデータはIoTゲートウェイ経由でクラウド(Microsoft Azure)上に収集し、IoTプラットフォーム(Advantech WISE-PaaS/EdgeSense)により点灯・消灯・点滅の3つの状態をモニタリングすることで、設備の稼働状態の可視化と稼働率の累積表示をリアルタイムで行う。

また、モニタリングデータをCSVファイルで出力して設備の停止回数やアラートの内容を分析することで、設備の稼働率向上や、作業効率改善を検討することもできるという。