NTTデータは9月18日、NTTデータが提供するパブリッククラウド活用ソリューションである「A-gate」のGoogle Cloudへの対応が完了したと発表した。また同日に、横浜銀行へGoogleのインフラストラクチャーを提供するクラウドサービス群であるGoogle Cloud Platform(GCP)の導入を開始する。

A-gateは、パブリッククラウドの導入から運用までの一貫したコンサルティングや、セキュアな基盤などを提供するというソリューション。

横浜銀行は2019年のA-gate採用により、既にパブリッククラウドを利用する体制を整えており、自行Webサイト訪問情報を使用したデジタルマーケティングの分野において、GCPの利用を検討していたという。

GCPを利用するには、安全性の確保とガバナンスの確立が不可欠だといい、NTTデータは金融機関からの要望もあり、A-gateが持つパブリッククラウドを安心・安全に使用する際に必要な技術・ノウハウに基づき、GCP対応を進めてきたとしている。

今回GCP対応が完了し、NTTデータの体制面・システム面の両輪で支援する点などの評価を受け、横浜銀行がA-gateによるGCPの導入を採用した。

横浜銀行はA-gateの採用により、特性に応じてパブリッククラウドを使い分けるマルチクラウド活用体制を構築してきたとのこと。

今回のGCP導入で、デジタルマーケティングの分野ではGCPを利用していくなど、パブリッククラウドを特性に応じて使い分ける全方位体制を確立し、クラウドファースト戦略をさらに加速させる方針だ。