KDDIと韓国の通信事業者であるLG Uplus、カナダの通信事業者のBell、中国の通信事業者のChina Telecom、米Qualcommは9月1日、高品質で魅力的なオリジナルXRコンテンツの制作支援を目的にGlobal XR Content Telco Alliance(国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンス)を設立した。

同アライアンスでは、スマートフォンの5Gアプリケーション向けにXRコンテンツを配信する事業者を支援することで、5Gにおける次世代エンターテインメントメディアの実現に取り組む。また、世界規模のコンテンツ制作会社であるFelix & Paul Studios(フェリックスアンドポールスタジオ)、Atlas V(アトラスファイブ) と連携し、XRコンテンツの共同開発に取り組み、XR分野での知見を蓄積していく。

また、今後数年間にわたり、世界各国の制作会社とともに多くのハイエンドなプロジェクトをサポートしていく予定。その第1弾として、アメリカのTIMEが、ISS国際研究所、NASAと共同で「Space Explorers: The ISS Experience」(全4エピソード)を制作する。

Space Explorers: The ISS Experienceは、仮想現実エンターテインメントのクリエイターとしてプライムタイム・エミー賞を受賞したFelix & Paul Studiosが開発する国際宇宙ステーション(ISS)を体験できるVR作品。人類が国際宇宙ステーションに滞在するようになって20周年を迎える今秋に、宇宙遊泳などの体験が可能な壮大な映画のようなビジュアルを備えた360度のVR作品を提供する。日本では2020年11月以降、「auスマートパスプレミアム」限定で配信を予定している。